社交不安障害とは、人からの視線が集まるような社会的場面において、過度の緊張から赤面、動悸、発汗、声の震え、吐き気といった症状に襲われ、さらにこれらの症状を見られたくないという強い思いから、やがて同様の場面を避けるようになり日常生活に支障をきたしている状態です。
人前のスピーチは緊張したけれどまた頼まれれば応じる、というレベルを大きく超えています。

国内では、1.8％の人が生涯に一度は社会不安障害になる計算であり、決して稀なものではありません。
発症しやすいのは、思春期から青年期にかけてです。
しかし、「緊張しやすい性格」と周囲から、またご自身でも思い込んでしまいがちで、これが受診の遅れにつながっています。
社交不安障害が悪化し、外出そのものが困難になることもあります。
ご自身が「人目の集まる場面」に対する極端な回避行動をとっている（社内での評価が下げてまで回避しようとする、など）と感じたときには、一度あけびクリニックへご相談ください。