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manicそううつ病とは?
そううつ病とは、「躁(そう)」状態と「うつ」状態が反復して出現する病気です。
「双極性障害」とも呼ばれます。
躁状態のときの問題行動、うつ状態のときの気分の落ち込みにより、日常生活・社会生活に支障をきたします。
また、自殺率の高い病気です。
中学生以上の全年齢に起こり得る病気ですが、特に20~30代での発症が目立ちます。
そううつ病は、「うつ病」とは異なる病気です。
しかし、そううつ病でありながらうつ病と診断されてしまうケースも少なくないようです。
うつ病の治療を半年続けて良くならないという場合には、そううつ病を疑う必要があります。
manicそううつ病の分類と症状
そううつ病は、激しい躁状態を伴う「Ⅰ型」と、軽度の躁状態を伴う「Ⅱ型」に分類されます。
躁状態とうつ状態が反復するという点は共通していますが、症状の程度が異なります。
躁状態のとき
症例によって異なりますが、そううつ病の「躁状態」は一般に、2週間~5ヶ月ほど続きます。
Ⅰ型では、躁状態にあるとき、以下のような症状が激しく、ほぼ1日中続きます。
Ⅱ型では、躁状態にあるとき、以下のような症状が生活に支障をきたさない程度に現れます。
- ほとんど寝ないで活動しても平気になる
- 人の意見や忠告に耳を貸さない
- とにかく喋り続ける
- 次々とアイデアが出てくるが最後までやり遂げられない
- 根拠なく自信があふれてくる
- 買い物、ギャンブルに大金を使う
- 性的に奔放になる
など
うつ状態のとき
症例によって異なりますが、そううつ病の「うつ状態」は一般に、約6ヶ月続きます。
Ⅰ型でもⅡ型でも、以下のような症状が見られます。
- 気分の落ち込み
- 表情が暗い
- 自分を責める、卑下する
- わけもなく悲しくなる、涙が出る
- 反応、動作が緩慢
- 落ち着かない
- 食欲・性欲の低下
- 不眠、過眠
- 頭痛、肩こり
- 動悸
- 便秘、下痢
- めまい
- 口の渇き
など