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developmental発達障害とは?
発達障害とは、脳機能の発達バランスが良くなかったことにより引き起こされる、さまざまな症状のことを指します。
ほとんどのケースにおいて、その傾向が幼児の段階で出現します。
発達障害の方は、脳の認知機能の偏りが認められ、不得意な分野もあれば、極めて優れた力を発揮できる分野もあります。
この差によって、日常生活・社会生活に支障をきたします。
発達障害は大きく、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)に分類されます。
※当院では、基本的に18歳以上の方を対象に診療を行っております
自閉症スペクトラム障害(ASD)
多くは幼児期に発見されますが、気づかずに成長し、大人になり社会に出るようになって発見されることもあります。
男女比ではやや男性が多くなります。
主に、以下のような傾向が見られます。
- 表情、視線で相手の意図を察知できない
- 人の気持ちを理解することが難しい
- 冗談が通じないことがある、場の空気を読めない
- 興味や関心の対象が限定的
- 自分が興味・関心のあることを一方的に喋り続ける
- 行動の反復
- 知覚過敏、知覚鈍麻
など
注意欠如・多動性障害(ADHD)
不注意、多動・衝動性の傾向が見られます。
学童期によく見られる障害です。放置していると、学業・仕事に支障をきたすようになります。
主に、以下のような傾向が見られます。
なお、成人の場合には、多動・衝動性の症状はほとんど現れません。
不注意
- 集中することができない、集中力が続かない
- ものをよく忘れる、なくす
- 約束を守れない
など
多動・衝動性
- じっとできない(貧乏ゆすり、身体を動かす)
- 授業中でも立ち上がる
- まくしたてるように喋り続ける
- 相手が話し終える前に喋りだす
など
学習障害(LD)
読み書き、計算といった特定の分野での学習が極めて困難になる障害です。
多くは小学校・中学校で発見されますが、大人になるまで発見されないということもあります。
その場合は、「単に苦手な科目だと思っていた」というケースがほとんどです。
成人の場合、以下のような傾向が認められます。
- ・音読が遅い(1文字ずつ区切って読むため)
- 文字、行を読み飛ばしてしまう
- 語尾を読み違える
- 左右反転の鏡文字になる
- 漢字を覚えられない
- 書き写すことが苦手
- 1桁の足し算、引き算が困難
- 繰り上がり、繰り下がりが苦手
- 九九ができない
- 時計を読むことができない
など
developmental発達障害の原因
発達障害の原因は、はっきりと解明されていません。
ただ、先天的な脳の機能障害によって発症するものとの見方が強くなっています。
その他、遺伝、胎児期の感染などが影響しているとの指摘もあります。
developmental発達障害の治療
発達障害を根本的に治療することはできません。
お子様の場合であれば、早めの療育によって「生きづらさ」への対応力を身につけるということが可能です。
あけびクリニックでは、基本的に18歳以上の方を対象とした治療を行いますので、薬物療法が中心となります。
薬物療法
注意欠如・多動性障害(ADHD)に対しては、脳の働きを活性化させる精神刺激薬(表現合ってますか?)を主に使用します。
その他、うつ症状に対する抗うつ薬、不眠症に対する睡眠薬なども、必要に応じて処方します。
developmentalお仕事について
無理をすることで二次障害につながることも
職場でのコミュニケーションがうまくいかない、仕事でミスが続くといったことで、ストレスから二次的にうつ病を発症することがあります。
うつ病などを合併したときなどは、休職が必要になることがあります。
医師が必要と判断した場合には、休職が必要である旨を明示した診断書を作成します。
職場でのコミュニケーションがうまくいかない、まわりと協調することが難しい、ケアレスミスを連発してしまうといった場合には、無理をせず、お早めに神戸・元町駅前のあけびクリニックへご相談ください。